「アフター5表参道ほろ酔シンポジウム―シーズン2」の第1回黒崎政男東京女子大学教授による「カントとAI」が4月20日(金)の午後5時30分から当社の会場で開催されました。まず、当社社長と黒崎教授の缶ビールの乾杯から始まりました。大勢の参加者は黒崎教授の興味深い話に引き込まれていきます。テーマは3つです。
(1)カントの「純粋理性批判」の基本的世界観
(2)AIの「思考」とビッグデータ的「思考」
(おまけ)AIには何ができないか?カント的な考え方として
時間と空間は人間の直観形式である
因果律は世界そのもののあり方ではなく、人間が世界を見る見方であるという話しに刺激を受けました。例として「木は緑である」というのは本当か?という問に、イヌにとっては灰色かもしれないし、それは受け取る側の人間の感覚器官の特性によるもので、モノ自体とは別物だということです。そして最後に「AIに何ができないか」というテーマではAIが出来るのはcomputation(計算)のみであり、思考が出来ない、これからAIがどのような技量を備えるかは不明だが、その点は不変なのではないか、という結論で終りました。
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