みなさま、お初にお目にかかります。A.T.と申します。

暖かい風と降り注ぐ雨がサウナのごとく交互に移り変わるこの季節、いかがお過ごしでしょうか。また、そっと夏が頭の先を出しかけています。それでもなお、「春はあけぼの」といったところでしょうか。
私は年中冷たい風が好きですので、夜明けと夜更けは好みの時間帯です。

さて、4月といえば桜をはじめとする花の季節ですが、皆さまは「好きな花は?」と問われて何と答えるでしょう。私はちょうど2月から5月にかけて咲く、「アネモネ」と答えます。

花の名前というのは不思議で、1つひとつの花に言葉がついていながら、それとは異なる誰かの思い出でもあります。
例えば、桜を見ても、花言葉通り「精神の美」を感じる人もいれば、桜の木の下で別れを告げられた人もいるということです。
男性が女性に花の名前を教わると、離れてもその花を見るたび一生思い出す、なんて話もありますね。

毎年咲き続ける花を見て、さまざまな視点の重要性を感じます。

話は変わりますが、私は新社会人として、言うなればつぼみから花を咲かすように、自分にできることを精一杯尽力していきたいと思います。
そんな私の新たな生活は、さしずめ「白いアネモネ」といったところでしょうか。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

A.T.