気が付けばカレンダーもあと1枚と少し、月日の経つのは早いですね。
表参道の街路樹も年末・年始に向けてイルミネーションの準備が整ったようで点灯が楽しみです。
個人的なことですが、お正月の気配が迫るこの時期になるとソワソワすることがあります。
毎年、合板版画の年賀状を作っており、家族からは“いまどき紙の年賀状なんて”と言われますが、永年続けているので、いまさらやめられません。
まして“毎年楽しみにしている”などと言われるとお世辞8割と分かっていても、つい張り切ってしまうのが悪い癖です。
版画は大体3版から4版で作成します。
彫るのは楽しいのですが、刷る段になると何回も同じ動作を繰り返すのにうんざり。
もう少し簡単な絵にしておくんだったー、と後悔しながら徹夜で頑張ることになります。
あて名書きもひと苦労ですが、心がこもっている気がして手書きにこだわっています。
ほぼ自縄自縛⁈
すべてを終えて投函し、自己満足に浸りながらいただくお酒はとても美味しく、これもやめられない理由です。
来年は辰年、辰は勇猛かつ神秘的で好きな素材です。
年賀状を送る先の方々が無事に新年を迎え、善き歳のスタートを切れますようにと祈りながら、そろそろ準備を始めます。
心せわしくなる今日この頃です。

H.K