梅雨も明け、本格的な夏を迎えました。
さて、今回は釧路の海霧「じり」についてご紹介いたします。

海霧とは、文字通り海の上で発生する霧のことです。
こちらが海霧の画像です。

街灯が霧でぼんやりと光り、海面による反射も相まって幻想的な風景ですね。

海霧は移流霧・蒸気霧と呼ばれるタイプの霧で、移流霧は冷たい海面に温かく湿った空気が流れ込むことで発生します。
濃くなりやすく、長時間続くことも多く一度発生すると視界不良になるため、船の出航や飛行機の離着陸などに影響を与えるもので、夏場は欠航が多くなってしまうそうです。

北海道の釧路では、春さきから初夏にかけて発生する海霧を「じり」というそうです。
他には、「かいむ」「うみぎり」などとも読むことがあります。
初めて読み方を聞いたときそんな読み方ができるのかととても驚きました。

それがなぜ春先から釧路で発生するのかというと、北太平洋高気圧から噴き出す比較的温暖湿潤な空気が、北海道で流れている寒冷な親潮の影響を受けて生じるそうです。
調べたところ7月頃が一番発生しやすく釧路では7月中は16~20日と日本でもっとも多く霧が発生しており、釧路は霧の多い町として「日本のロンドン」と呼ばれているそうです。

もし北海道に行く際には、海にも注目してみてはいかがでしょうか?
もしかすると海霧を見られるかもしれません。
その時は是非ANAクラウンプラザホテル釧路をご利用いただければ幸いです。

T . A